「そろそろマレーシアに行ってみたい」と思っているなら、2026年は絶好のタイミングです。
2026年はマレーシア政府が国を挙げて推進する観光キャンペーン「Visit Malaysia 2026(マレーシア観光年)」の年。国内各地でイベントが開催され、新スポットも続々登場しています。マレーシア在住歴のある私が、見どころ・イベント・エリア別おすすめスポットをまとめて解説します。

Visit Malaysia 2026(マレーシア観光年)とは?
Visit Malaysia 2026とは、マレーシア政府観光局(Tourism Malaysia)が主導する国家的な観光振興キャンペーンです。期間は2026年1月1日〜12月31日の1年間。
政府が掲げる目標は、外国人観光客2,600万人の誘致と観光収入1,029億リンギット(約3兆6,000億円)の達成。観光を重要な経済の柱と位置づけるマレーシアが、全力で旅行者を迎えに来ています。
過去にも2007年・2014年に同様のキャンペーンが開催されており、2020年にも計画されましたがコロナ禍で中止・縮小に。2026年版は、その雪辱を晴らす意味でも特に力が入っています。
観光局公式サイトでは、期間限定のキャンペーン情報や旅行パッケージも随時更新されているので、旅行前にチェックしておくことをおすすめします。
2026年だからこそ行きたい!注目の新スポット
FRIMセランゴール森林公園——ユネスコ世界遺産の熱帯雨林

クアラルンプール近郊にあるFRIM(Forest Research Institute Malaysia)が、2025年7月にユネスコ世界自然遺産に登録されました。KL市内から車で約30〜45分というアクセスの良さも魅力です。
園内の目玉は、樹上30mを歩くキャノピーウォーク。熱帯雨林の上から見渡す緑の絶景は、都市観光とは一味違う体験を提供してくれます。世界遺産登録後も入場料は比較的リーズナブルで、ハイキングコースや自然観察エリアも充実。家族連れやアクティブな旅行者に特におすすめです。
TRX・パビリオンバンサー——KLの最新商業スポット

クアラルンプールの新金融地区に誕生したTRX(Tun Razak Exchange)は、2023年末にオープンした大型複合商業施設。国内外の人気ブランドや高級レストランが集まり、洗練された空間が広がります。館内にある屋外公園「The Exchange TRX」は無料で入れる憩いのスポットとしても人気です。
また、2024年開業のパビリオン・バンサー・マレーシアも注目の新モール。KL郊外に位置しながら、最新トレンドのショップやカフェが揃い、地元の人にも人気のスポットになっています。
スカイミラー(ササラン)——SNSで話題の絶景干潟

セランゴール州ササラン沿岸に現れるスカイミラーは、新月・満月の時期の干潮時だけ見られる幻想的な絶景スポット。干潟に空が映り込み、まるで鏡の上に立っているような写真が撮れることで、SNSを中心に話題を集めています。
KL市内から車で約1.5時間。干潟が現れる時間帯は潮汐表を事前に確認する必要がありますが、その非日常的な光景はわざわざ足を運ぶ価値があります。
Visit Malaysia 2026 主要イベントカレンダー
観光年にはさまざまなイベントが目白押し。マレーシアは多民族国家のため、一年を通じて多彩な文化祭が楽しめます。

タイプーサム(1〜2月)
ヒンドゥー教の祭典。KL郊外のバトゥ洞窟に数十万人が集まる圧巻のお祭りです。洞窟への272段の階段を、華やかな装飾を身につけた信者たちが登る光景は一生の記憶に残ります。
チャイニーズニューイヤー(1〜2月)
中国系マレーシア人が多く住むKLのチャイナタウンでは、爆竹・獅子舞・パレードが繰り広げられ、街全体が祝祭ムードに包まれます。屋台も増えるため、食べ歩きにも最適な時期です。
ハリラヤ・プアサ(断食明け・2026年は3月末〜4月頃)
イスラム教のラマダン(断食月)明けを祝うお祭り。マレー系住民のお宅を訪問する「オープンハウス」文化があり、運が良ければ本場のマレー料理をいただける機会も。街中がライトアップされ、独特の雰囲気を楽しめます。
マレーシア独立記念日(8月31日)
クアラルンプール中心部のマルデカ広場(独立広場)で式典と花火が行われます。マレーシア国民が最も盛り上がるナショナルデーで、愛国的な雰囲気を肌で感じられます。
ディーパバリ(10〜11月)
インド系マレーシア人の「光のお祭り」。KLのリトルインディア周辺はカラフルな装飾でにぎわい、インド料理やスイーツの屋台が立ち並びます。
エリア別 おすすめ観光スポット
クアラルンプール(KL)——都市と自然が融合する首都
マレーシアの首都KLは、近代的な高層ビルと歴史的な建造物、ローカルな屋台街が共存する魅力的な都市です。
ペトロナスツインタワーはマレーシアの象徴。88階建てのタワーは日中も壮観ですが、ライトアップされた夜景は特に美しく、KLCC公園の噴水ショーと合わせて観るのがおすすめです。
バトゥ洞窟はKL郊外にあるヒンドゥー教の聖地。金色のムルガン神像と272段の階段が印象的で、洞窟内の神殿も見学できます。チャイナタウン(プタリン街)は、食べ歩き・ショッピングのどちらも楽しめるKLのディープスポット。安くて旨いローカル飯が揃います。
ペナン島——食と世界遺産の島

ペナン島の旧市街「ジョージタウン」はユネスコ世界遺産。英国植民地時代の建物が立ち並ぶ街並みに、アーティストが描いたストリートアートが点在し、歩いているだけで絵になる風景が続きます。
食の面でも、ペナンは「ホーカーフードの聖地」として世界的に知られています。アッサムラクサ・チャークイティオ・ロジャックなど、ペナンでしか味わえない絶品料理が並びます。ペナンヒルからは島全体を見渡すパノラマビューも楽しめます。
マラッカ——歴史が息づく港町

ポルトガル・オランダ・イギリスの植民地時代の面影が残る港町マラッカもユネスコ世界遺産。ジョンカーストリートの週末夜市はとくに賑やかで、地元グルメや雑貨が並ぶ活気あふれる市場が楽しめます。
セント・ポール教会の丘からの眺望もぜひ。マラッカ独自のニョニャ料理(マレー系と中国系が融合した料理)も必食です。KLから車で約2時間、バスでも行けるためKLからの日帰り旅行にも人気のスポットです。
イポー(Ipoh)——食と白壁の街並みが魅力の隠れた名所

ペラ州の州都イポーは、KLから電車や車で約2〜2.5時間。かつて錫鉱山で栄えた歴史を持ち、英国植民地時代のコロニアル建築が残る旧市街の白壁の街並みが印象的です。近年はカフェやアート壁画が点在するおしゃれなスポットとしても注目を集めており、SNSで映える写真が撮れる場所として人気が急上昇中。
食の面でもイポーは外せません。イポー・ホワイトコーヒー発祥の地として有名で、まろやかな口当たりのホワイトコーヒーは地元カフェで飲むのが格別。サルコン(もやしとチキンのライス)もイポー名物として知られ、地元の人が行列を作るローカル食堂での一食はぜひ体験してほしいです。KLからの日帰りはもちろん、1泊2日の小旅行先としてもおすすめです。
ゲンティンハイランド——雲上のリゾート&カジノ

KLから車で約1時間、標高約1,800mの山上に広がるゲンティンハイランドは、マレーシア最大のリゾート地です。常夏のマレーシアにあって年間を通じて涼しく(15〜25℃)、避暑地として地元の人にも人気。山頂へはゴンドラ(ゲンティンスカイウェイ)で上がるため、乗り物好きの子どもから大人まで楽しめます。
2024年に大規模リニューアルしたゲンティン・スカイワールドは、屋外型テーマパークとして生まれ変わり、絶叫系アトラクションから家族向けライドまで揃います。また、マレーシア唯一の合法カジノが入るリゾートワールド・ゲンティンもここに。カジノ目的でなくても、ショッピングモール・レストラン・ホテルが集まる一大エンターテインメントゾーンとして十分楽しめます。
コタキナバル(ボルネオ島)——自然派旅行者の聖地

マレーシアのボルネオ島(サバ州)に位置するコタキナバルは、手つかずの自然を体験したい旅行者に最適なエリアです。
キナバル山(標高4,095m)はユネスコ世界自然遺産で、登山ツアーも盛ん。シパダン島は世界トップクラスのダイビングスポットとして知られ、ウミガメやバラクーダの群れに出会えます。マングローブ探検ツアーや蛍鑑賞クルーズなど、自然系のアクティビティが豊富です。クアラルンプールからは国内線で約2時間。
日本からの行き方と実用情報
アクセス
日本からクアラルンプールへは直行便が運航されており、成田・羽田・関西・中部から出発可能。フライト時間は約6〜7時間です。主な就航航空会社はマレーシア航空・JAL・ANA・エアアジアX。LCCを使えばさらにお得に行けることも。
ビザ
日本国籍の方はマレーシア入国にビザ不要(最大90日間)。パスポートの残存有効期間が6ヶ月以上あることを確認しておきましょう。
観光年ならではのお得情報
Tourism Malaysia公式サイトでは、Visit Malaysia 2026に合わせた旅行パッケージや割引クーポンを随時公開しています。MYExplorer Passなどの観光客向け交通・観光パスも活用すると、複数スポットをお得に回れます。最新情報は出発前に公式サイトでチェックすることをおすすめします。
まとめ
Visit Malaysia 2026は、マレーシアを旅行するベストタイミングです。
- 世界遺産・新スポットが続々登場
- 年間を通じて多彩なイベントが目白押し
- 日本からのアクセスが良く、ビザ不要で気軽に行ける
初めてのマレーシア旅行はもちろん、リピーターにも新しい発見がある国。この機会にぜひ、マレーシアの多彩な魅力を体験してみてください。
マレーシア旅行の費用・物価については「マレーシア旅行の費用はいくら?物価・1日の予算を徹底解説」を、現地グルメについては「マレーシアで絶対食べたいグルメ10選」もあわせてご覧ください。


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